松山市議会 2015-03-04 03月04日－05号
日本統治時代の台湾から甲子園に出場し、決勝まで勝ち進むストーリーを描いた映画で、当時の監督は松山商業を率いたこともある近藤兵太郎氏、弱小チームで、また日本人、台湾人、原住民の３民族混成チームを、それぞれの特徴を生かした起用方法で、分け隔てなく指導され、多感な時期の少年たちに目標を持たせ、後の台湾野球の礎を築く一歩を記しました。
日本統治時代の台湾から甲子園に出場し、決勝まで勝ち進むストーリーを描いた映画で、当時の監督は松山商業を率いたこともある近藤兵太郎氏、弱小チームで、また日本人、台湾人、原住民の３民族混成チームを、それぞれの特徴を生かした起用方法で、分け隔てなく指導され、多感な時期の少年たちに目標を持たせ、後の台湾野球の礎を築く一歩を記しました。
その過程においては、当時の県立松山商業学校、現在の松山商業高校を大正８年に初めて全国大会に導いたほか、昭和６年には日本統治下の台湾の嘉義農林学校を甲子園大会の準優勝に導き、戦後に日本に引き揚げた後、新田高校などで野球部監督を務められた近藤兵太郎氏を初め、多くの先人の熱き思いや教えが脈々と受け継がれてきたからだと考えています。
御存じのように、台湾は、日本統治が50年余り続いたところであり、特に４代目台湾総督が、日露戦争で活躍した児玉源太郎、民政長官が後藤新平の時代、上下水道開設など民政に力を入れ、また、砂糖産業の中心となったのは、当時殖産局長心得の新渡戸稲造であり、さらにかんがいや農地開発に大きく寄与したのが八田與一であります。
半島の人口も日本統治の35年間にほぼ倍増するといったように、西欧諸国の植民地支配とは全く違ったものであったことも紛れもない事実です。宮沢談話についても村山談話とほぼ同じであると思います。 それから、「ドイツに学べ」ともありますが、捏造されたかもしれない歴史認識を押しつけられようとしている日本と、事実、証拠もはっきりしたドイツとを同列で論じることは無理というものです。